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瀬戸内市 歯科 医療法人 中條歯科医院

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正中埋伏過剰歯

上の写真は左上の口蓋側にある過剰歯です。永久歯の萌出位置に影響しているため抜歯対象としました。過剰歯の方向は上に向いています。

それを口蓋側から立体的に見ると、次の写真です。

真ん中の黒い帯状に見える部分は正中口蓋法線です。

この症例では、5歳のころにレントゲン撮影により正中過剰歯の存在は確認されており、抜歯の計画を立てていました。

顎顔面矯正で用いる急速拡大装置によって、正中口蓋法線の拡大を計り、十分拡大ができたところで抜歯となりました。

子どもの抜歯ですから、麻酔の注射に時間がかかりましたが、麻酔時間を入れても30分で終了です。縫合は3糸。

この症例から学ぶこと

  • かかりつけ医での健診を受けること
  • CT撮影は必須
  • 症例によりますが、正中にあるものは急速拡大装置の使用が有効

 

私が学生のころはCTを歯科で用いていなかったので、偏心位?で撮影する二次元の世界でしたが、今般はCTがあるので楽ですね。

さらに拡大装置を使って楽に過剰歯を抜くことができます。

若いころ子どもの患者に苦労させたことが、思い起こされます。   中條

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